2008年10月21日火曜日

ラオスから回答(暮らし・宗教)




お久しぶりです。
「人々の暮らしと宗教はどうか変わっていますか? 」についての回答です。

日本と同様、彼らの暮らしと宗教は密接に関わっています。
一般的なラオ族ラオス人は、精霊信仰と仏教が入り混じったような宗教を
信仰しています。

ラオス正月(4月中旬)には、家族や友人と寺に出かけ、お参りをしたり、
仏像に花びらや香水を混ぜた水をかけ清めます。
また、その他のラオスのお祭はほとんど仏教に関する行事です。
雨季に僧が寺に修行に篭る時期(7月~10月)があります。
この期間に入る際と出る際には「雨安居入り(カオ・パンサー)」
「雨安居明け(オーク・パンサー)」 と呼ばれる大きなお祭が全国で
行なわれます。前日から花、線香、蝋燭、お菓子、ちまきなどを用意し、
当日は伝統的衣装を身につけ(巻きスカートとショール)朝早く寺に
托鉢に出かけます。
この雨安居の3ヶ月の間、仏教徒のラオス人は結婚式を挙げることが
できません。 そのためこの期間に入る直前には、駆け込み結婚が多く、
毎週、毎日結婚式が続きます。

その他の儀式にはバーシーという儀礼があります。
これは出産、結婚などの通過儀礼、又は歓迎や旅立ち、新築祝い、
新年など縁起を担ぐ際に 健康や幸運を願って行なわれます。
まずバナナの皮ででできた土台に、花、蝋燭、お菓子、糸を飾り付けます。
(⇒クリスマスツリーみたいですね)
この飾りを主役の前に置き、村の長老や祈祷師に祈りをささげてもらいます。
その後、集まった家族、親戚、友人によって祈りをささげてもらった糸を
主役の手首に巻きます。最後は周りの人たちも、お互いの健康、幸運を
願って巻きつけていきます。
この儀式は恐らく仏教行事ではなく、生活の中で信じられている
精霊信仰のようなものから生まれた風習ではないかと思います。

写真1:首都での托鉢風景
写真2:寺での読経風景
写真3:結婚式でのバーシー儀式