同志社香里中学校の皆さん、はじめまして。
青年海外協力隊でマラウイに派遣されている山浦裕(やまうらひろし)といいます。
みなさんはマラウイという国を知っていますか。
マラウイはアフリカ南部にあってその国土は北海道と九州をあわせたくらいの広さです。国民のほとんどが黒人ですが、首都などでは白人やごくまれにアジア人を見ることもあります。
人口の9割ほどの人々が農業か漁業に従事しています。住居は街では木造かレンガ造りですが、農村部では土壁にわらぶきの屋根が一般的です。主食はシマといってトウモロコシの粉を水でといてお饅頭のようにした食べ物です。これに野菜が少々、お祝いのときなどは鶏肉や魚がつくこともあります。
人口の半分以上が1日100円程度のお金で暮らしています。貧しいと思うかもしれませんが、食料を自分の畑で作っている人が多いので、食べ物にはあまり不自由せずにくらせます。
マラウイでは学校や病院などの施設が日本などの豊かな国に比べるとあまり整っていません。また農業などでも更なる改善が必要とされています。ですから青年海外協力隊などの援助団体の関係者がさかんに活動しています。
私はマラウイの南東部、マンゴチという町に住んでいます。マンゴチはマラウイ湖の南端にあり、モザンビークとの国境にも近いので、人や物資の交流が他の地域よりも盛んに行われています。
私はそのマンゴチという町の学校で数学を教えています。現在の私の生徒は14歳から15歳で日本で言えば中学校3年生にあたります。生徒はみんな学校で勉強したり、友達と遊ぶのが楽しいと言っています。
マラウイでは中学校まで進学する生徒は少なく、中学校3年生まで学校に通えるのはほんの少数の人たちだけです。他の生徒たちは、学費が払えない、家族のために働かなくてはならないなどの理由で学校を辞めてしまいます。マラウイの人々は、ご飯を食べられるほどには豊かだけれど、満足に学校に通うことのできる生徒はあまり多くありません。
だからこそ、生徒の一人々々は自分が学校に行けることにとても感謝していますし、先生たちも授業に力をいれています。生徒に将来の夢を聞くと、教師や警察官、看護師など人のためになる仕事がしたいと言います。
みなさんの学校生活と比べて、似たところもあれば違うところもあるでしょう。その辺も含めて、これからみなさんと共に学んでいければと思います。
皆さんのことなどもいろいろ教えてください。よろしくお願いします。
山浦裕(やまうらひろし)
青年海外協力隊マラウイ派遣